広済寺
KOUSAIJI TEMPLE
広済寺は、真宗大谷派の仏教寺院で、金沢市の中心部にあります。
文亀元年(1501年)に祐乗坊が加賀に下向して創建したのが始まりで、当初は金沢城の二の丸跡地にあった御山御坊の看坊でした。天正8年(1580年)に御坊が織田信長の攻撃で陥落した後は、内川郷や安江郷に移り、寛永13年(1635年)に現在地を賜りました。
江州武佐広済寺と縁が深く、徳川家康から葵の紋を拝領しました。
毎年3月には蓮如・実如両上人の追弔法要「武佐の御忌」を営み、宝物を開帳します。
ムサ寺というのは、広済寺の山号である武佐山からきています。
武佐山は、広済寺の本家である滋賀県の江州武佐広済寺の山号でもあります。
江州武佐広済寺は、本願寺の分派である真宗大谷派の総本山です。
金沢広済寺は、江州武佐広済寺と同じく、蓮如上人の子孫である祐乗坊を開祖としています。そのため、金沢広済寺も武佐山という山号を名乗り、ムサ寺とも呼ばれています。


